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ITをもっと身近に感じてもらいたい!
女子中高生向けのプログラミングイベント“Code Girls”を開催しました

December 1,2015

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※本記事は2015年12月1日にアイスタイル HR blogに投稿された記事の再掲です。

 

10月11日(日)、アイスタイルオフィスにて、女子中高生向けの1dayプログラミングイベント“Code Girls”を開催いたしました。

Code Girls とは?

「プログラミングは、女の子の武器になる。」を合言葉に、女子中高生にIT学習の機会を提供

Code Girlsとは、「プログラミングは、女の子の武器になる。」をコンセプトに、プログラミングやデザインなどのIT技術を学んだり、体験したりすることのできる、女子中学生・女子高校生のためのITワークショップ。中高生向けのプログラミングキャンプ・スクールを運営するLife is Tech社のプログラムで、さまざまな企業とのコラボレーションによりワークショップを行っています。

https://life-is-tech.com/codegirls/

 

Life is Techさんによると、男女混合のプログラミングイベントにおける女性の参加者は、男性と比べてまだまだ少ないのだそう。気軽に参加できる場がなかったり、そもそも男性がやるものという固定概念があったりして、女子学生がチャレンジするには少しハードルが高いようです。しかし、本来プログラミングやITそのものへの興味は男女関係ないはず。彼女たちが楽しくITに触れる機会をつくりたいとの思いで、Code Girlsを始めたそうです。このたびアイスタイルはこのコンセプトに共感し、一緒にワークショップを開催することになりました。

イベントの様子をご紹介!

当日は、約30名の女子中学生・高校生のみなさんに参加していただきました。一番遠くからの参加者は、なんと北海道から!全くの初心者の方から既にiPhoneアプリをリリースしている方までスキルレベルはさまざまですが、オリジナルのWebページの制作をするWebデザインコースと時計アプリを開発するiPhoneアプリ開発コースの2つから、それぞれ興味やスキルに合わせて選択し、テキストに沿って開発を進めていきました。

 

個人での作業ですが、研修を受けた大学生メンターがそばについており、わからないことや相談したいことがあればすぐに聞けるようになっています。

 

ランチを食べた後は、アクティビティ。メイクアップアーティストによるメイクの実演ショーと、アイスタイル女性社員によるパネルディスカッションを行いました。

 

ちょうど10月の開催だったこともあり、メイクショーのテーマはハロウィンメイク。株式会社アイスタイルキャリア社員で、美容部員向けの研修やキャリアカウンセリングを行っている、メイクアップアーティストの瀬川さんが担当しました。モデルはアイスタイルの女性エンジニアが務めました。

パネルディスカッションでは、「なぜIT業界を、そしてアイスタイルを選んだ?」「仕事をしていて楽しい時は?」といった仕事にまつわるテーマから、「初めてメイクをしたのはいつ?」「どうやってお化粧を学んだ?」など、女の子ならではの質問も。

そして、また開発。時々席を立って他の人の作品をのぞいたり、展示されているメイク道具を見たり、記念撮影をしたりと、適度に息抜きをしながらそれぞれの作品を完成させました。

 

最後の共有会では、同じテーブルに座った人たちに向けて自分の作品をシェア。一人ひとり違った個性あふれる作品ばかりでした!実は、教科書どおりに同じものをつくることをゴールとしていないということがCode Girlsの特長なのだそう。美術や音楽のように、一人ひとりが自由に表現していくことを大切にしているとのことです。

 

最後は参加者、運営メンバー全員で記念撮影!みんなとてもいい笑顔で幕を閉じました。

 

運営の舞台裏もお見せします。

アイスタイルらしさを出したアクティビティで、場を盛り上げる工夫を。

アイスタイル側の運営チームは、有志メンバーで構成。エンジニアやプロデューサーなど、Webサービスづくりの仕事をしているメンバーを中心とした女性社員が運営を務めました。

 

運営に参加したメンバーのうち、中心的役割を担った3名に話を聞きました。

(右から)
今回のCode Girlsのアイスタイル側責任者を務めた枝さん。通常業務では海外展開プロジェクトを担当。
エンジニアの松藤さん。求人サイト @cosme Career の開発を担当。
@cosmeのWebディレクター、野口さん。新卒入社1年目。

枝:「女子学生に親和性の高いサービスを運営していて、女性エンジニアも活躍しているアイスタイル。Code Girlsのお話を聞いて、ウチがやらずにどこがやる!と思いました。またアイスタイルは『ビューティーの会社』という見方をされることが多いのですが、実はITの会社でもあるんだよ!ということを、中高生のみなさんだけでなく広く世の中に伝える機会としても良いと思いました」

 

松藤:「私自身はエンジニアとしてWeb開発の仕事をしているのですが、もっと世のなかに女性エンジニアが増えたらいいなとずっと思っていました。女性向けのサービスを展開しているアイスタイルですら、エンジニアの大多数が男性。こうした機会を通じて、一人でも多くの女子中高生がWebエンジニアという仕事に興味を持ってくれたら嬉しいなと思いました」

 

野口: 「私は大学生のとき、Life is Techの別のプログラミングキャンプに大学生メンターとして参加したことがあります。これは男女混合のプログラムでしたが、参加者のほとんどは男の子。私自身はWebが大好きで自分でもつくっていたのですが、やはり少数派。もっと女の子が気軽にITやWebに触れる機会があると良いのにと思っていました」

 

プログラミング体験自体はLife is Techさんが用意したテキストに沿って行われるため、主にアイスタイルとして担当したのは、参加者が開発をする時間の合間に行われるアクティビティだそう。「楽しみながらITに触れる機会をつくる」という目的を達成するため、場を盛り上げる工夫をしました。

 

枝: 「せっかくなので、アイスタイルらしさを出したアクティビティをやりたいなと思いました。そこで、メイクアップショーを企画しました。今回の参加者は女子中高生、まだ化粧を始めていない子もいる年代です。そのため日常のメイクテクニックではなく、ハロウィンメイクをテーマにとりあげました」

 

メイクショー後には、ネコのメイクを施したモデルとの2ショット撮影のために行列ができるほど。撮った写真をSNSにアップしたり、友達とシェアしたりして楽しんでいました。実はこれ、ねらい通りだったそう。

 

枝:「参加者のみなさんは、Twitterやinstagramなど、SNSを使って何でも写真で情報発信する世代。そのため、彼女たちが写真を撮りたくなる仕掛けを随所に取り入れました。壁に飾り付けをしたフォトブースにフォトプロップスを用意して、モデルとの記念撮影だけでなく、参加者同士でも自由に記念撮影をしてもらえるようにしました。会場内に並べたコスメにも注目が集まっていて、その写真を撮っている子もいましたね」

 

もうひとつのアクティビティである社員によるパネルディスカッションは、IT業界で働くイメージを持ってもらうために企画したとのこと。

 

枝: 「中学生、高校生くらいだと、社会人と接する機会自体がほとんどありません。そうした子たちに私たちの姿を見せることで、『IT業界で働くのって楽しそう』と思ってもらればいいなと思いました」

 

松藤: 「まだ働くということをそこまで具体的に考えていない世代だからか、仕事に関する具体的な質問はそこまで多くありませんでした。盛り上がったのは、『やっぱり社内にはキレイな人が多いんですか?』という話題(笑)。仕事柄、情報がたくさん入ってくるので、美容意識の高い人は多いですね、という話をしました。仕事の話からはそれましたが、そんなふうに楽しく仕事をしている人がいるということを知ってもらえたことだけでも、よかったと思います」

また、中高生たちとのやりとりの中で、社員側も学ぶことがあったそう。

 

野口: 「彼女たちが社会人と触れる機会が少ないのと同じく、私たちにとっても10代の子たちと接する機会は新鮮でした。トークセッションの中で『どんなWebサイトやアプリを使っている?』という話が出て、参加者のみなさんにも同じ質問をしたのですが、今の10代の子のインターネット事情がわかり勉強になりました」

 一人でも多くの子どもたちに、可能性を広げてほしい

枝: 「今回やってみて良かったことは、参加者の皆さんがとてもいい笑顔で取り組んでいたこと。スキルを身につけること以上に、それによって可能性が広がることが大切なんだと実感しました。このイベントをきっかけに、デジタルなものづくりへの興味を広げてもらえたら嬉しいなと思います」

Life is Techさんのお話によると、アメリカのオバマ大統領が「すべての人にプログラミングを学んで欲しい」とスピーチをしたり、イギリスでは義務教育にプログラミングが導入されたりと、世界的に見てもプログラミング教育の重要性に対する意識は高まっているようです。しかし、IT機器を使った創作活動ができる生徒の割合を調査したデータによると、日本は主要国の中で最下位とのこと。

プログラミングがすべてではないですが、どんな分野においてもIT技術が関わってくる時代において、プログラミングができるということは、間違いなく可能性を広げるでしょう。これからもアイスタイルは、一人でも多くの子どもたちに、ITの楽しさや可能性を知ってもらうための取り組みを続けていきたいと考えています。

 

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