@cosme storeの若手美容部員が語る、就活アレコレ
September 24,2019
こんにちは。アイスタイルキャリアの塚原です。
アイスタイルグループの事業セグメントには、小売/人材サービスを展開しているBeauty Serviceセグメントがあります。
今回は、@cosme store店頭で活躍する若手の美容部員と、美容業界の人材サービスを提供するアイスタイルキャリアで行った対談の様子をご紹介します。
化粧品業界の小売はこの数年、たとえばインバウンドの影響などで売上が好調なブランドも多く、店舗数が増えたり新業態の店舗の出店などのトピックスが多いですよね。この流れと直結するのが、店頭に立つ美容部員の採用。
美容部員の新卒採用の動向としては、採用人数も、採用企業数も増加傾向にあります。(アイスタイルキャリア調べ)
そんなタイミングで就職活動をした@cosme storeで働く3名に、美容部員になったきっかけや就職活動の実体験をインタビューしてみました。昨今の学生の動向と重なる部分もある一方、それぞれの経験や考えが個性のように現れています。
今回登場するのはこの3名!
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「試せる・出会える・運命コスメ」をテーマにした化粧品専門店@cosme storeで活躍する美容部員3名
■野口 真里奈(のぐち まりな):2017年入社 @cosme store 池袋サンシャインシティ スタッフリーダー
■何 坤静(か こんせ):2018年入社 @cosme store ルミネ池袋店
■西山 加寿恵(にしやま かずえ):2018年入社 @cosme store ルミネ池袋店
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インタビュアーは、アイスタイルキャリア取締役の田中大介さん。
広告営業、人事、メーカー事業のマーケティングを経て現在は “美容業界の人材が働き「続ける」ことに自信が持てる世界を”という、美容業界の人材に特化した事業を邁進中。
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目次
【1】美容部員になったきっかけ
【2】就職活動を意識した時期
【3】企業選びで重視したことは?
【4】美容部員としてのキャリアビジョン
【5】これから就職活動をする人へ、アドバイス
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【1】美容部員になったきっかけ
田中)早速ですが、どうして美容部員になろうと思ったのですか?
野口)実は…就活を始めるまで特にプランはなかったです。美容部員というより美容 “業界”でした。
学校がデザイン学科だったのですが思っていたデザインとは違って、学校に行けなくなってひきこもっていました。
金髪にしてフルメイクをしたら学校に行けるようになって、そういう経験から美容業界であれば、人に勇気や元気を与えられるって思ったのがきっかけです。
田中)それまでは、メイクとかもあまりしたことがなかったのですか?
野口)全然でした。当時の私にとってメイクはキレイになるとかではなく、武装。コスメのブランドも全然知らなかったです。土日休みが欲しくてメーカーの営業なども受けてみて、内定をもらえたのがこの会社だったからでしたが、考えてみればいろんなブランドを横断できるほうがそのお客様のためになるし、そういうのは意外に他に無かったので良かったなと思ってます。
何)私は中学生のときに中国から家族で日本に来て、学校も美容系ではなく経営学部だったんです。最初は営業や、旅行が好きなので航空会社や旅行会社を考えていました。
当時、中国語の通訳アルバイトを探していてアットコスメキャリアで求人を見つけて新宿店に入ったんです。社員として働きたいって思っていたわけではなかったんですけど、化粧品が好きなので仕事が楽しくて美容部員という仕事もいいなぁ・・・と思ってそのまま新卒で入社しました。
田中)えっ!?当時アットコスメキャリアの会員さんだったんですね。ありがとうございます(笑)
アットコスメキャリアとは、アイスタイルキャリアが運営する美容(化粧品)業界専門の求人メディア。新卒向け就活イベントなども行っています
アルバイトは、ちょうど就活を意識するタイミング(大学3年の終わり頃)だったんですね。ちなみに、中国に戻って就職する選択肢はなかったですか?
何)なかったです。中国では日本での学歴が認められなくて、家族のすすめもあって日本で探すことにしました。
田中)西山さんは、大学はこっち(東京)じゃなかったですよね?東京で就職しようと思っていたんですか?
西山)もともと関西の実家から出る気はなく、全く考えていなかったです(笑)。どうせやるなら好きなことじゃないと続かないな・・・とは思っていて、アルバイトでやっていたアパレル業界が楽しかったので、次は別の好きなことを、と考えて化粧品にしました。
最初は接客(美容部員)ではなく企画などの本社職で探していて説明会に参加していくうちに、やっぱり接客が楽しいし好きだ!って気づいて美容部員で探すことになりました。いろいろ受けてみて特定のブランドだけではなくブランド横断ができるのと、コスメネクストのチャレンジ11を良いなぁと感じて。
【チャレンジ11(イレブン)】とは…@cosme storeを運営する、株式会社コスメネクストの行動指針。新しい化粧品との出会い方を提供し、お客様の「もっとこうだったらいいな」に応え続けるために定められました。
3月末に説明会があったのですが東京でしか開催していなくて、どうしようって迷っていたら、たまたまその日だけ予定が入っていなくて「行けるやん!」と思って行ってみました。
実際に、すごく雰囲気も良くて詳しく話も聞けたので第一志望になりました。新卒サイトを見ると配属店舗も関東だったので、「じゃあ、実家出るか!」と。
田中)他のメーカーの美容部員も受けていましたか?
西山)そうですね、某メイクブランドや地元の某化粧雑貨品ブランドとか。
【2】就職活動を意識した時期
田中)ぞれぞれ、きっかけが違ったんですね!時期として、いつくらいから就活を意識しましたか?
アットコスメキャリアで、定期的に 就活イベントをやっていて美容専門学校や大学の学生が100名程来てくれるんですけど、参加してくれた学生に聞くとだいたい3回ヤマがあるんです。3年生の夏、10月くらい、一番ピークは1月~3月ですね(年次によって解禁時期も違うため)。みなさんはどうでした?
西山)3回生(3年生)の夏くらいから合同説明会があり、行ってはいました。ちゃんと意識したのは4回生になる前でしたね。
何)私も3年生の夏休みに入る前から学校の合同説明会に行っていました。あと、夏休みにインターンもしていました。
田中)へえ~!インターンはどんな企業に?
何)学校のインターンで、小売の会社に1週間くらいですね。声出しの練習や、実際に店舗に立って商品がどうやったら売れるかを企画したり。
田中)小売や接客業界を志望して、ですか?
何)もともと第一志望だったホテル、旅行会社がインターンを募集していなかったので、第二志望の小売・接客に行ってみようかなと。
野口)私のときは3月1日解禁だったので、そのあたりだったと思いますが…記憶がなくて(笑)
田中)えっ!?そんな昔じゃないですよね(一同爆笑)
野口)それまで何の情報も集めていなくて、ずっと某新卒サイトだけを見てました。
田中)美容部員として、ほかのブランドで働くっていうのも視野にあったと思うけどどうでした?
何)いろいろ調べて1社だけじゃ、と思ったので某化粧品専門店も見てみましたけどセルフに近かったのでコスメネクストしかない!と思って受けました。
田中)じゃあ、ブランド横断でいろんな商品に触れられるっていう基準だったんですね。西山さんは、メイクアップブランド、とかでしょうか?
西山)スキンケアブランド、メイクブランドとかあまり絞ってはいなくて、でも面接に進んでいくとちょっとずつ「違うなぁ」って思って。
野口)私はもともと(化粧品業界に)本当に興味が無く、どんなブランドがあるかさえも知らなかった。メイクポーチを漁って「あ、こういうメーカーがあるんだ」って調べていました。選考に進んだのが某スキンケアブランド2つ、あと当時髪が長くてヘアケアには凝っていたのでヘアケアブランドは受けてみました。
自分にはあわなかったですが(笑)デザイン学科だったので、企業の“見せ方”を観察してたんです。自分のことを見てくれない会社は嫌だ、と思っていてこの会社は質問1つ1つ聞いてくれ自分に向き合ってくれようとしていい印象がありました。
【3】企業選びで重視したことは?
田中)企業選び、働くうえで選んだポイントってありますか?
最近は待遇や福利厚生も重視している学生が多い傾向ですが、どうでしたか?
何)私はなかったですね。好きなことをやりたいと思って、もともといまのお店で働いていたのもあって選びました。
野口)そういうところはめちゃめちゃ見ていました。年間120日以上って意外に無くって、あとは家賃補助があるとか。取得実績がなくても女性が働きやすい休暇や仕組みがあるかどうか。この会社は“作ろうとしています“っていう話はあったので。
田中)野口さんが入社してから、給与制度とかも結構変わりましたよね。
野口)はい、変わりましたね!!いまでも、某新卒サイトでチェックしています(笑)
西山)実家に帰りたいので私も、休みの制度は見ていました。接客業だと連休は取れないと思っていたので。
どのタイミングで聞いたのかサイトに書いてあったのか、隔月で3連休が取れます。
野口)某新卒サイトに書いてますね。3年経過後にリフレッシュ休暇が5日間あるんです。サイトを見ていてなかなかそういう会社は無くて。
田中)何さんは、最終的な入社の決め手は何でしたか?
何)第一希望だったので1社しか受けなくて。だめだったら旅行会社を考えようと思っていました。
田中)当時のアルバイトでは通訳、で接客ではなかったんですよね?
何)接客をしている美容部員さんのとなりでの通訳でした。通訳しながら商品知識や接客トークも得られて楽しかったですね。
田中)そのころ(2016~2017年)ってインバウンド全盛期ですね。僕もセール応援に行ったことあるのでわかりますが、新宿店は忙しいですよね。忙しすぎて嫌だ!と思ったことはないですか?
何)ちょっと忙しいくらいがいいなぁっていうのがありますね。
田中)新卒で入社して働いてみて、ギャップはなかったですか?
何)うーん、通訳とは立場が逆転するので最初は慣れなかったですね。通訳のときは指示をもらって行動していたから美容部員になってからは自分で考えて行動しないといけなくて。
田中)西山さんの最終的な決め手は?ブランドを横断できることや、さっき話してくれたチャレンジ11でしょうか?
西山)そうですね、あと説明会で雰囲気が良かったことと、説明会のときに「関西から来たんですか?私もなんです」と声を掛けてくださった先輩(Hさん)がいたんです。ほっとして「ここなら、やっていけそう」と感じられました。
田中)西山さんが働いているのは池袋店でしたよね、先週リニューアルオープンしてどうですか?
@cosme store ルミネ池袋店
9月7日(土)リニューアルオープンしました。売場面積が1.3倍の101坪に。更には、@cosme storeとして初の取り扱いとなる「MAC」「BOBBI BROWN」をはじめ、今年カリフォルニアから日本に初上陸した「Too Faced」等、これまで取り扱いのなかった外資系ブランドを新たに導入
西山)一足早くセールが来たような感じです(笑) 明後日からセールです!
田中)野口さんはどんなやりがいや楽しさを感じていますか?他との比較は難しいとは思いますが。
野口)業務では、店舗運営をするのがメーカーの美容部員さんとの違いですね。売り場を考えたりレジもやったりやることは多いと思いますが逆に面白いと思えます。接客では美容部員をやっていると誰もが経験することですが、ご対応したお客様がまた来てくださって、私がお勧めした商品を使って悩みが解決して「キレイになって、やっとマスクを取れるようになったんです」って言われると昔の自分のようですごく嬉しいです。
田中)会社がこれから大きくなっていく過程ですが、実際店頭に立っていて、もっとこうだったらいいなぁって思うことは何かありますか?
野口)入社時から制度も変わっているので、そういうことや評価の基準とかがもっとわかりやすいといいですね。私ではないですが、同期の仲間は「@cosmeと、もっと連携できたらいいな」って言っていましたね。
田中)IT的な観点での連携、ですよね。
野口)あとは、意見が通りやすかったり、本社との距離感が近いのは良いなぁとは思います。
【4】美容部員としてのキャリアビジョン
田中)「美容部員という仕事を続けて行きたいか」や「これからやりたいこと」って何となくでもビジョンはありますか?ちなみに、僕は6年目くらいまで無くて、あることが良い無いとダメってことでもないです。
西山)全然ないですけど、もっとメイクがうまくなりたいです。もともと化粧品が好きだけどよくわからないから、仕事をしながら学んでいけたらと思っていたので。
何)いまは美容部員以外にやりたいことはないけれど、私は同じことをずっとやっていると飽きてしまうので、これから路面店(@cosme TOKYO)もできるし、いろんな変化のある会社だから楽しくやっていけるなとは思っています。海外にも店舗がありますしね。
田中)海外に興味があるんだ。Oさん(教育人事部部長)には伝えていますか?
何)言ってはいませんが、「行きたいんでしょ?」って言われました。
野口)私は、店長になりたいです。
田中)店長になりたいのは、どういうきっかけでですか?なりたい像があって?とかでしょうか?
野口)像があって、ですね。入社時の研修では、店長になりたくはない!!って言っていたんですが、働いていくうちになりたいと思うようになりました。すごく忙しいお店ですが、いつも冷静なK店長をみていてかっこいいな、こうなりたいなって思ったんです。最初は自分のことに必死でまわりが見られていなかったんですが、最近はまわりが見えるようになって、そう思いました。
田中)Kさん、すごいですよね。以前、アイメイカーズにいたから什器を入れたり商品の取り換えでよくお店に行ったけど、話をしていてこういう人じゃないと繁忙店の店長は難しいのかなと思いました。
【5】これから就職活動をする人へ、アドバイス
田中)将来美容部員になりたい学生さんに、アドバイスや何か一言あればお願いします!
野口)「人」は見たほうがいいですね。どんな会社どんな職業でも、表情や雰囲気にきっとにじみ出ています。合うだろうな、と思って入った会社はやっぱり合っていた。相性や人柄は見たほうがいいと思います。
田中)「人」ってことは、店頭にも行ってみたの?
野口)行ったんですが、あまりお店の人と接する機会は無くて。ただ、エントリーシートにお店に行って接客を受けてみての感想を書く箇所があるのでそこで何かを得られる人もいると思います。
何)やりたいこと、行きたい業界には一度は行ってみるほうがいいですね。インターンでも、説明会でも。その会社の人の雰囲気がわかります。
田中)イメージだけではなく、行ってみてミスマッチは自分で見極めようねってことですね。
西山)自分が好きなことじゃないと続けられない、と思うタイプなのでやってみたいことがあったら、実際に説明会などに行って雰囲気や人柄やオーラを感じて選んだほうがいいかなぁとは思います。それこそ、にじみ出ているというか。人間関係がよくないと難しいと思うので。。。
田中)これからは美容部員のキャリアとして、野口さんのように店長を目指すタテのキャリアだけでなく、ヨコのキャリアもあっていいかなと思っていて、たとえばアイスタイルキャリアでは特定メーカーさんの新業態の店舗での経験も出来るんですよね。
(特定メーカーさんの店舗運営や、正社員の美容部員として様々なブランドでの経験を積める働き方もあるんです)
何)面白いですね!
野口)技術を伸ばすために学校に行ってみたい、という同僚もいるので、技術を伸ばせるなら形態が異なる店舗での経験はいいですね。
西山)私は接客するときに得意不得意なブランドがあるので、特定ブランドに特化した経験はしっかり接客できるようになりそうですね。
野口)私と入社年数が同じ、メーカーさんから来てくれている美容部員がいるんですが私も、そのメーカーの商品の使い方は彼女に聞いています。やっぱりメーカーさんならではの技術があるので、特定のメーカー、ブランドの経験はいいと思いますね。
田中)化粧品専門店だからできること、メーカーだからできることの両方得られる状態で、給与や制度が伴ってくるとキャリアがもっと広がっていきますよね。
アイスタイルキャリアは、美容業界の人材が働き「続ける」ことに自信が持てる世界を実現すべく、学生と企業をつなぐ様々な取り組みをしています。11月2日(土)には2020年卒向け、2021年卒向けのイベントも開催予定。
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@cosme storeの求人情報はこちら(アットコスメキャリア)