@cosmeで得た反応をユーザー体験づくり全体に活かす。
創業125年目、漢方のツムラ<ブランドオフィシャル導入事例>
May 31,2019
アイスタイルでは、ブランドさまのために、ブランド・商品に興味をもつユーザーを把握した上で継続的・効果的にアプローチが可能な仕組みであるプラットフォームサービス「ブランドオフィシャル」をご提供しています。
「ブランドオフィシャル」は、@cosmeのデータベースをブランドのマーケティング活動に活用することで継続的にユーザーとのつながりを深められるサービスとして、2018年4月よりスタートし、多くのブランドさまにご活用いただいております。
今回、ブランドオフィシャル導入事例としてご紹介するのは、ツムラ様(株式会社ツムラ様)です。
女性の「生きる」に漢方ができること。いつもどこかがまんして笑っている女性たちへ。
冷えや便秘、肩こりやにきび、心と身体のさまざまな不調に悩む女性のために、いつでもそばにいる漢方のブランドです。
2018年10月からブランドオフィシャルを導入いただき、女性の身体の不調や美容の悩み、漢方にまつわる様々な情報を発信しながら、ユーザーさんの様々な反応を捉えてコミュニケーションを続けてくださっています。現在、「ツムラのくすり湯 バスハーブ」が若年層ユーザーを中心に@cosmeやTwitterで話題に!ドラッグストアの入浴剤コーナーでの展開数が増えています。
今回は、株式会社ツムラの辻河さんと光永さん、黒川さんの3名に、ブランドオフィシャルを導入いただいた理由や実際の活用方法についてお話を伺いました。
― ブランドオフィシャルを導入したきっかけは、どんなことだったのでしょうか?
辻河)弊社商品のターゲット層は40代~50代女性というのが現状ですが、弊社のミッションは「女性の健康を応援すること」なので、10代~30代の若年層が訪れている@cosmeを活用したいと思いました。
確実に、私たちが情報を届けたいユーザー層が訪れているメディアでもありプラットフォームでもある@cosme。そして入浴剤の「ツムラのくすり湯 バスハーブ(医薬部外品)」を通してなら、ユーザーとコミュニケーションすることも可能なので、導入を決定しました。
ブランドオフィシャル導入前は、大手検索サイトに広告を出稿していましたが、届けたいユーザー層に「きちんと」届いているかどうか見えなかった。これをきっかけに、届けたいところに届いているかどうかが大切という考えが生まれました。
また、ツムラは創業125周年で、歴史や未来について考えるタイミングでした。1893年にツムラの婦人薬「中将湯」で創業し、以来女性の健康に寄り添い続けてきたメーカーとして原点に立ち返り、「伝える・伝わる」ことをコンセプトにオウンドメディアの運営にも力を入れており、オウンドメディアへの重要な入口の1つとしても@cosmeを活用しようと思いました。
すでに、そこにツムラの商品のクチコミを見ている方がいるという価値を活かしたいなと。
営業担当の宮城さんから商品やクチコミのページのPVを教えてもらったところ、想像以上に高くて驚きました。
ユーザーさんに、企業として想いを伝え、反応を得てみたいという想いがありました。
― 普段、どのようにブランドオフィシャルを活用いただいていますか?
黒川)毎朝、画面を開きます。まずは、全体的なブランドページ・商品ページのPVとブログなどコンテンツのPV、よく見られているクチコミなどデータをチェックします。
データを見ることと、ときどきシェア投稿※を行うことで、毎朝5分~15分くらいの時間をかけています。
記事タイプのコンテンツは月に2~4本、投稿します。
弊社オウンドメディアである「LIFE with KAMPO」「”温”the LIFE」に興味を持ち来訪していただくことも目的の1つであったため、漢方についてもっと詳しく知りたい方向けに、コンテンツにはオウンドメディアへのリンクをつけています。
― 御社の女性の悩みや漢方にまつわるコンテンツは、ユーザーさんにとって本当に役立つので、@cosme編集部も常に御社のコンテンツに注目していますね。
黒川)常にユーザーさんがどんなことに関心があるのかをブランドオフィシャルで把握しながら、ユーザーさんに役立つコンテンツを心がけていて、編集部さんにピックアップしていただけると、非常に励みになります!
記事を通してツムラのことを知っていただけるユーザーさんもグッと増えますし。
毎日画面を見ていると、自分が投稿してみて反応がよかったコンテンツや、編集部さんの人気記事を見ながらユーザーさんがどんなことを気にしているのかを把握できるのが助かっています。
コンテンツを投稿すると早速、アイスタイルのサポート担当さんから「もっとこういう表現にすると伝わりやすいですよ!」などアドバイスのご連絡をいただけるのもありがたいです(笑)。
冷えや季節の変わり目で揺らぎやすい3月~4月は週に1本、婦人科のお悩みのコンテンツを投稿しました。漢方薬の使い分け方の表を入れたら、編集部さんにもユーザーさんにも、とても好評でした!
― 得られたデータは、社内でどのようにレポートされていますか?
辻河)社内への報告は、私たちの場合は、数字というよりも、クチコミやプレゼントのアンケート結果など、ユーザーさんの反応がメインですね。
社内だけではなく、ドラッグストアの本部の方やバイヤーさんに、「バスハーブ」に対してこんな意見や感想がある、我々が@cosmeでこんな活動をしている、ということを伝えながら、一緒に売場づくりを考えたり、導入店舗数や売場展開を増やしていただいたりしています。
― 導入から半年間活用されて、得られた効果・成果はありますか?
光永)ブランドとしてのアクション(施策)を客観的に評価できる、という点が大きいと思います。良い評価も悪い評価も、コンテンツへの反応の大小も、知見として蓄積されてきています。
結果的に、入浴剤カテゴリでのクチコミランキングが3位まで上がったことは大きな成果であると考えています。
さらに、小売店様向けの展示会でも@cosmeでの活動やクチコミ評価を伝えたところ、多くのバイヤーさんに興味を持っていただけました。
辻河)話題になった最初のきっかけは1月にTwitterでバズったことが大きいのではないかと。バズった理由はわからないのですが、直後に@cosmeの商品ページ/クチコミページのPVが急激に伸びて。こういう時に皆さん@cosmeを見に来るんやなぁと、実感しました。
光永)バスハーブは、クチコミ評価が高い方が多く、リピーターになっていただきやすい商品なので、新たなファン層を獲得できていると実感します。おかげさまでオウンドメディアのユーザー来訪数も安定してきています。
辻河)いまバスハーブが好調なのは、ご採用店舗数が増え、また、SNSで話題になったり、@cosmeのプレゼント企画や情報発信など、ユーザーさんとの接点を最適化しながら接触数を増やしてきた、いろいろな要素が絡み合っていると思います。
黒川)コンテンツ投稿は難しかったのですが、挑戦した結果、ジブンゴト化しやすいコンテンツが喜んでいただきやすいことがわかり、見せ方や伝え方を変えていくことができました。
結果的に多くのユーザーさんに見ていただくことができ良かったです。日々、アドバイスしてくださるアイスタイルさんのおかげで頑張れました。
ユーザーさんの動きはブランドオフィシャルの分析から毎日確認しており、お気に入り数が増えるキャンペーン中にバスハーブのコンテンツ投稿を強化したり、クチコミがあればそれに関係した投稿を行うなど、結果(アクセス数・お気に入り登録数・コンテンツLIKE数)に結びつける努力はしてきました。これは今後も引き続き続けていきたいと思っています。
商品にクチコミしてくれる方は通常は30代以上が多いので、20代の方が購入しクチコミを投稿してくださると嬉しくなります。
今日もこれから、「美肌によい入浴方法」をコンテンツにします。
商品の効果を感じていただくためには、どのような効果があり、どのようなお悩みに使うのか、どういったシーンに活用するのかを具体的に提案していくことが大切だと考えています。
辻河)黒川に挑戦してもらいたかったのは「まずは、とにかく伝えてみること」。
今後大事なのは、「伝わること」だと思っています。今すごく、よくやってくれていると思います。
― 今後、ブランドオフィシャルをどのように活用して行きたいですか?
辻河)ツムラの社員の営業担当の多くは40~50代の男性なのですが、商品のターゲットは女性が多い。そのため@cosmeでの活動、ユーザーさんの反応や評価データは強い武器になっています。
ドラッグストア様向けの営業では6月・7月から、10月展開の話になるので、@cosmeでの反応を営業に活用していきます。店頭での動画やPOPに活かしたいなと。ジブンゴト化できるコンテンツづくりをしていきたい。たとえばバスハーブの色がわかる動画やPOPなど。営業用の資料を作成しているのですが、安心・信頼していただける@cosmeのデータは欠かせません。
黒川)バスハーブは下期に大きく売り上げをのばす商品の為、上期でどうPRしていくかが今後の課題です。ニキビ、汗疹、肌荒れにためにも夏場にも入浴を続けた方がいいことを訴求していきたいです。
今後の課題は「なかなか分かりにくい」と言われる漢方薬をどうPRしていくかです。バスハーブでは@cosmeを通して認知度を上げる事ができたので、漢方薬も同じように認知度を上げていく活動をしていきたいです。
企業として、今現在も2ケタ成長しているというツムラさん。
企業として生活者に伝えたい「漢方のちからで女性を応援したい」という想いや価値、強い信念が伝わるように努力していらっしゃる姿は、アイスタイルのサポートメンバー一同、一度お会いすると大好きにならずにはいられない企業さんです。
今後も、継続的にユーザーさんのリアルを知り、直接想いを伝えていただき、反応を得て、それらを店頭での販売にも活かしていただきたいと思っています。
お話を伺ったのは…
辻河 勇介さん
ヘルスケア部 営業推進課 課長
「趣味は読書です。」
光永 亨洋さん
ヘルスケア部 営業推進課
「趣味はダーツです。最近は映画鑑賞にハマっています。」
黒川 愛さん
ヘルスケア部 営業推進課
「趣味は旅行です。GWにモロッコに行ってきました。」
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